272-120_佐嚢神社

比定社:佐嚢神社

式内社コード:272-120
神名帳社名:佐嚢神社、サナノ/サナキ
社格:小
所在地:679-3453 兵庫県朝来市佐嚢132-2
plus code:6QW6+8C 朝来市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

さのうじんじゃと読む。
佐中川と神子畑川の合流地点の山裾に鎮座。
播但連絡道路朝来ICより国道429号線を北へ3kmほど進み北へ入り300メートルほど。
神子畑川を渡り西側の人家のすぐ向こう側に鳥居が見えるので分かりやすい。
駐車場は無いので注意。

ハイライト

佐中川流域との関係。

写真

佐嚢神社を正面より望む。鳥居前には社標をはじめ様々な石碑がある。
佐嚢神社を正面より望む。鳥居前には社標をはじめ様々な石碑がある。
ワイルドな社標には式内とある。
ワイルドな社標には式内とある。
明治時代の何かの完成記念の石碑のようだ。
明治時代の何かの完成記念の石碑のようだ。
寛政年間の何かの石碑のようだ。
寛政年間の何かの石碑のようだ。
鳥居をくぐると変わった形の石灯籠。1段上がって社殿がある。
鳥居をくぐると変わった形の石灯籠。1段上がって社殿がある。
社殿を正面より望む。石組みは比較的新しいようだ。きれいに草が刈られているのが分かる。
社殿を正面より望む。石組みは比較的新しいようだ。きれいに草が刈られているのが分かる。
拝殿の上には佐嚢社とある。
拝殿の上には佐嚢社とある。
本殿を右側より望む。拝殿と本殿は回廊でつながっている。本殿右側には摂社末社があったようだが覆屋のみ。
本殿を右側より望む。拝殿と本殿は回廊でつながっている。本殿右側には摂社末社があったようだが覆屋のみ。
本殿を左側より望む。本殿の状態はあまり良くないようだ。
本殿を左側より望む。本殿の状態はあまり良くないようだ。

感想

由緒書はないので詳細不明。

情報が少ない神社。

以下の記録が残っている。
ご祭神は、須佐之男命。
貞観10年(868年)閏12月21日従五位下。
寛正5年(1464年)勧請(現在地へ勧請か)。
江戸時代は、大宮大明神と呼ばれていた。

佐嚢という地域は広大だ。
東は朝来ICあたりから神子畑選鉱場の西までを含む地域となっている。
神社の東には佐中川、南には神子畑川が流れ合流地点に鎮座している。
大同年間(806~810年)には明延鉱山が開発されたとあるので、同じ山(須留ヶ峰)の東側にあたる左中集落のあたりの佐中川流域は鉱物採取が盛んな地だったのではないだろうか(個人的見解です)。
もしそうなら採取した鉱物を街道筋まで運び出すにあたり佐嚢神社のあたりは非常に重要な地域だったと想像できる。

もし寛正5年(1464年)に現在地へ遷座したのなら元の社地はどこだったのだろうか。
きっと佐中川の流域の奥にあったに違いない(個人的見解です)。

現在の社域は広くはない。
社域はきれいに草刈りがされているが社殿は痛みが激しく見える。
できれば旧社地や由緒を明らかにして保存したい神社だと思った。

注意点

駐車場は無いので注意。

訪問ノート

訪問日:2018/5/27
交通手段:クルマで訪問
カメラ:DMC-TZ60

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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