272-050_(論)八幡社

比定社:(論)八幡社

式内社コード:272-050
神名帳社名:兵主神社、ヒヤウズノ
社格:小
所在地:669-5135 兵庫県朝来市山東町森706
plus code:7VRJ+56 朝来市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

森集落の北東の外れ小高い丘に鎮座。
溝黒集落と森集落のちょうど境のあたりに小高い丘がある。
住所が入り組んでややこしいが「plus code」なら容易に見つけやすい。
西側に公衆トイレがあり駐車可能。

ハイライト

秋塚治助廣貞による本殿の彫り物は必見。
土俵を中心とした桟敷席も珍しいので要注目だ。

写真

八幡社を正面より望む。こちらは西の入り口。小高い丘になっているのがよく分かる。石灯籠には毎月三日燈とある。
八幡社を正面より望む。こちらは西の入り口。小高い丘になっているのがよく分かる。石灯籠には毎月三日燈とある。
右側(東)を望む。こちらは山東IC方向。
右側(東)を望む。こちらは山東IC方向。
正面(南)を望む。何もない…。
正面(南)を望む。何もない…。
左側(西)を望む。こちらは竹田駅方面。右に見えるのが公衆トイレ、公衆トイレ前にちょっとした駐車スペースがある。
左側(西)を望む。こちらは竹田駅方面。右に見えるのが公衆トイレ、公衆トイレ前にちょっとした駐車スペースがある。
鳥居をくぐり石段を登る。
鳥居をくぐり石段を登る。
石段を登りきると広場になっている。正面に石で組んだ段々がそびえ立つ。
石段を登りきると広場になっている。正面に石で組んだ段々がそびえ立つ。
広場の右側には本格的な土俵がある。
広場の右側には本格的な土俵がある。
広場の右手前には参集殿のような建物がある。訪問した当日は整備の真っ最中だった。素晴らしく手入れの行き届いた社域。
広場の右手前には参集殿のような建物がある。訪問した当日は整備の真っ最中だった。素晴らしく手入れの行き届いた社域。
広場から社殿へ石段を登る。石段の左右にある石組みの段々は相撲見物の桟敷席だということだ。こちらは右側の桟敷席、なんと素晴らしい。
広場から社殿へ石段を登る。石段の左右にある石組みの段々は相撲見物の桟敷席だということだ。こちらは右側の桟敷席、なんと素晴らしい。
広場から社殿へ石段を登る。左側も桟敷席になっている、土俵がある神社はあるがこのような本格的な桟敷席があるのは見たことがない。
広場から社殿へ石段を登る。左側も桟敷席になっている、土俵がある神社はあるがこのような本格的な桟敷席があるのは見たことがない。
石段を登りきると本殿の前へ出る。覆屋に入った本殿は三間社流造の唐破風向拝付きで立派。特筆すべきは秋塚治助廣貞による彫り物、遠目に見ても素晴らしい。
石段を登りきると本殿の前へ出る。覆屋に入った本殿は三間社流造の唐破風向拝付きで立派。特筆すべきは秋塚治助廣貞による彫り物、遠目に見ても素晴らしい。
覆屋に入った本殿を右側より望む。覆屋は前がフルオープン。本殿の土台と一体化している。
覆屋に入った本殿を右側より望む。覆屋は前がフルオープン。本殿の土台と一体化している。
覆屋に入った本殿を左側より望む。本殿の左右には摂社末社が並んでいる。
覆屋に入った本殿を左側より望む。本殿の左右には摂社末社が並んでいる。
本殿右側の摂社末社。榊が緑だ。
本殿右側の摂社末社。榊が緑だ。
本殿を後ろ側より望む。後ろ側にも彫り物が施されている。
本殿を後ろ側より望む。後ろ側にも彫り物が施されている。
本殿を左後ろより望む。素晴らしい彫り物だ。
本殿を左後ろより望む。素晴らしい彫り物だ。
本殿左側の摂社末社。こちらも榊が緑。
本殿左側の摂社末社。こちらも榊が緑。
本殿の右には東入り口よりの参道がある。
本殿の右には東入り口よりの参道がある。
本殿より広場を望む。広場の向こう側には参集殿のような建物と土俵があるのが分かる。
本殿より広場を望む。広場の向こう側には参集殿のような建物と土俵があるのが分かる。

感想

由緒書がないので詳細不明。

延喜式神名帳の山陰道・但馬国・朝来郡の兵主神社の論社2社のうちのひとつ。
資料が乏しく情報が全く無いというのが実情で次のような情報がある。

ご祭神は、誉田別命。
創建は不明。
大正二年(1913)若一王子社及び櫻木社を合祀。

当地は小字が宮馬場となっていて馬の訓練でもしていたのだろうか、想像が膨らむ。

神社への入り口は東西の2箇所あるが西側からお邪魔した。
訪問時は社域の整備の真っ最中だった。
社域は2段構成となっていて、下の段は本格的な土俵を中心にして広場や参集殿のような建物がある。
本殿への石段脇には相撲を見物するための桟敷席用の石組みがあり相撲が盛んに行われているようだ。
最初この段々が何か分からなかったが地元の方に聞くと桟敷席だよ、と教えていただいた。

桟敷席の間の石段を登りきると覆屋に入った本殿がある。
本殿は三間社流造の唐破風向拝付きの立派な本殿で特に彫り物が素晴らしい。
彫師は秋塚治助廣貞でこの彫り物は必見だ。
本殿の状態も非常に良く、文化財指定されていないのが不思議だ。

社域は広くはないが地域の方々の愛を感じられる神社。
末永く残してもらいたいと思う。

注意点

駐車場は無いので注意。

訪問ノート

訪問日:2019/6/29
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3