比定社:石部神社(和田山町宮)
式内社コード:272-030
神名帳社名:刀我石部神社、トカノ-
社格:小
所在地:669-5229 兵庫県朝来市和田山町宮645
plus code:8VVX+QF 朝来市、兵庫県
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アプローチ&ロケーション
宮集落の南の山裾に鎮座。
神社の北側350メートルほどに北の鳥居、東150メートルほどに東の鳥居が田畑の中に立っている。
兵庫県道273号金浦和田山線を走っているとすぐ南側に北の鳥居が見え「石部神社と宮神楽」という看板も出ている。
ここを南に入ると突き当りが神社となるので比較的分かりやすい。
駐車場は無いので注意。
ハイライト
鳥居と神社の位置関係。
写真
感想
和田山町教育委員会謹製の由緒書によると
石部神社と獅子舞
石部神社は宮地区の氏神で、但馬「太田文」によれば31町歩余りの社田をもつ式内社とされている。この神社の祭礼には、獅子舞の神楽が奉納されている。この神楽は正保4年(1647)円明寺(宮)建立の際、尾張(愛知県)から来ていた石垣工事の職人が、村人に伊勢音頭と共に教えたものと伝えられている。以来、氏子中に受け継がれて、毎年10月第3日曜日の祭礼に、境内において奉納されている。
とある
ご祭神は、事代主の子である踏鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)・天日方奇日方命(あめひがたくしひがたのみこと)・五十鈴依姫命(いすずよりひめのみこと)を祀る。
創建は不明。
文久二年(1862年)本殿再建。
明治四十二年(1909年)宮山より現在地に遷座。
と伝わっている。
元々は宮集落の西、兵庫県道273号金浦和田山線よりも北側の宮山にあったものを明治42年に現在地に遷座している。
田んぼの真中に鳥居だけポツンとある東の鳥居と兵庫県道273号金浦和田山線沿いの北の鳥居が印象的。
神社を遠くから望むと、こんもりした森となっており周囲の水田との対比が美しい。
神社前に水のきれいな池があり、神魚として鯉が泳いでおり珍しい。
社域はかなり広く、明治期の遷座の際に余裕のある場所を選定したのだろうと思われる。
明治期に作られたとは思えない落ち着いた古社の風景となっている。
訪ねた際にも多くの近隣の人々が訪れていて地域に溶け込んでいる様子が見て取れた。
社殿は比較的大きく立派なもの。
明治期の遷座の際に建築されたものと想像するが状態も非常に良い。
装飾はそれほど多くはないが、どちらかというと骨太な印象だ。
獅子舞の神楽とともに後世に伝えていってほしい神社。
注意点
駐車場は無いので注意。
訪問ノート
訪問日:2018/7/15
交通手段:クルマで訪問
カメラ:DMC-TZ60
各種式内社データへのリンク
御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。