271-050_(論)意布伎神社

比定社:(論)意布伎神社

式内社コード:271-050
神名帳社名:意布伎神社、イフキノ/オ-
社格:小
所在地:629-3433 京都府京丹後市久美浜町三分
plus code:JWMX+48 京丹後市、京都府
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

「いぶきじんじゃ」と読む、地名の三分は「さんぶ」と読む。
三分集落の中央の平地に鎮座。
京都府道668号野中小天橋停車場線より三分集落の中へ入り東の一番奥。
公民館の横に駐車スペースがある。

ハイライト

拝殿の屋根に取り付けられているご神紋。

写真

意布伎神社を正面より望む。集落の中央にあり周囲は人家。
意布伎神社を正面より望む。集落の中央にあり周囲は人家。
社標には式内、意布伎神社とある。
社標には式内、意布伎神社とある。
右側には三分公民館がある。
右側には三分公民館がある。
鳥居をくぐると石畳の参道が拝殿まで続いている。
鳥居をくぐると石畳の参道が拝殿まで続いている。
右側は公民館、その隣に駐車スペースがある。
右側は公民館、その隣に駐車スペースがある。
左側は社叢となっている。
左側は社叢となっている。
冬仕様の拝殿を正面より望む。筵で冬支度がしてある。
冬仕様の拝殿を正面より望む。筵で冬支度がしてある。
拝殿の屋根には五三の桐のご神紋がある。社殿は新しいようだ。
拝殿の屋根には五三の桐のご神紋がある。社殿は新しいようだ。
拝殿を右側より望む。
拝殿を右側より望む。
拝殿内部を望む。本殿も新しいようで状態は良い。
拝殿内部を望む。本殿も新しいようで状態は良い。
覆屋に入った本殿を右側より望む。拝殿と本殿は回廊でつながっている形式。
覆屋に入った本殿を右側より望む。拝殿と本殿は回廊でつながっている形式。
拝殿より鳥居を望む。
拝殿より鳥居を望む。
神社の正面は人家となっている。
神社の正面は人家となっている。
神社の倉庫に掲げられた黒板にはスケジュールが書き込まれている。地域で維持管理がしっかりされている様子が分かる。
神社の倉庫に掲げられた黒板にはスケジュールが書き込まれている。地域で維持管理がしっかりされている様子が分かる。

感想

延喜式神名帳の山陰道・丹後国・熊野郡「意布伎神社」の論社2つのうちのひとつ。

由緒書がないので詳細は不明。
ご祭神は気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)と伝わる。

「271-040_(論)伊吹神社」(油池)と同じ由緒のようだ。
垂仁天皇の時代(BC29~70年、諸説あります)に丹波道主が勧請したと伝わる。
元々、油池の裏山の意布伎山の山腹に鎮座していたが、嘉慶年間(1387~89年)の山名時氏による兵火で消失、長らく社殿が再建できなかった。
その後、遷座再建した(時期不明だが天正四年よりは前なのではないか、個人的な見解です)。

三分(さんぶ)の意布伎神社は、その後に天正四年(1576年)火災で焼失している。

どうも遷座の際に油池(ゆいけ)ではなかなか再建できず、三分(さんぶ)で先に意布伎神社を祀るようになり、後に油池でも再建したのではないかと考えられているようだ。
とすると元は同じで兄弟のような神社ということになる。

社殿は新しいように見え状態も良いようだ。
筵の雪囲いが雪国であることを意識させる。

社域は大変綺麗に保たれており近隣の尊崇の厚いことが伺える。
また公民館横にスケジュールがあり地域と密接であることが分かる。

注意点

特になし。

訪問ノート

訪問日:2019/1/20
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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