比定社:(論)伊吹神社
式内社コード:271-040
神名帳社名:意布伎神社、イフキノ/オ-
社格:小
所在地:629-3449 京都府京丹後市久美浜町油池下寄
plus code:JW29+8C 京丹後市、京都府
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アプローチ&ロケーション
「いぶきじんじゃ」と読む、地名の油池は「ゆいけ」と読む。
油池集落の西の一番奥の山の中腹に鎮座。
京都府道669号芦原甲山線には油池と標識が出ており集落はすぐに分かる。
集落の一番奥の道路がぐるーっとループになった部分に神社の入口があるが分かりにくい。
参道の石段は急で狭くて非常に滑りやすいので十分に注意してほしい。
駐車場は無いので注意。
ハイライト
かなり渋くて良い雰囲気の社域。
写真
![伊吹神社を正面より望む。社標には延喜式内、意布伎神社とある。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![右側(北)を望む。油池(ゆいけ)集落の一番奥の道がループ状になっている場所に鳥居がある、正面は人家。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![左側(南)を望む。駐車場は無いので邪魔にならないように駐車させていただいた。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![鳥居をくぐると狭くて急な石段を登る。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![しばらく登ると小さな社が見えてくる。すぐそこだ、と思ったのは早とちり。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![この社は摂社末社のひとつ。石段はまだ続く。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![社叢が濃く良い雰囲気の石段だが非常に滑りやすいので十分に注意されたし。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![石段を登りきると開けた場所に出る。拝殿と本殿、摂社末社、石灯籠と手水鉢のみ。狛犬さんがいない…。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![広場の右には木の向こうに手水鉢。下草が刈ってあるので手入れは万全という感じ。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![広場の左には森が広がる。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![木々は苔むしてこんな感じ。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![拝殿を左側より望む。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![拝殿の内部。本殿は小さいが彫り物組物が施してあるのが分かる。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![拝殿と覆屋に入った本殿を右側より望む。比較的新しいようだ。覆屋は上部が塗り壁、下部が板張りで珍しい。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![本殿左側より拝殿を望む。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![拝殿より正面を望む。この先が登ってきた石段。狛犬さんがいない…。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![下りの石段。急で狭くて苔むしていて非常に滑りやすいので十分に注意されたし。管理人は滑って落ちた…、怪我はなし。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![鳥居が見えても油断はしないように。](https://shikinaisya.net/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
感想
現在地の油池(ゆいけ)は、元は意布伎だったが和銅年間(708~715年)の「好字二字化令」により油池としたと伝わっている。
延喜式神名帳の山陰道・丹後国・熊野郡「意布伎神社」の論社2つのうちのひとつ。
由緒書がないので詳細は不明。
ご祭神は気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)と伝わる。
垂仁天皇の時代(BC29~70年、諸説あります)に丹波道主が勧請したと伝わる。
元々、油池の裏山の意布伎山の山腹に鎮座していたが、嘉慶年間(1387~89年)の山名時氏による兵火で消失、長らく社殿が再建できなかった。
その後、遷座再建した(時期不明)。
鳥居をくぐるとかなり急で狭い石段をしばらく登ることになる。
この石段が非常に滑るので、特に降りる際には細心の注意を払ってほしい。
10分ほど石段を登ると開けた場所に社殿がある、拝殿、覆屋に入った本殿、石灯籠、手水鉢があるのみだ。
狛犬は見当たらない(非常に珍しい)。
社殿は見たところ新しく良い状態を保っていると思われる。
本殿の覆屋は上部が塗り壁、下部が板張りとなっていて珍しい作り。
社域はきれいに保たれているので近隣の尊崇厚いことが分かる。
注意点
参道の石段は急で狭くて非常に滑りやすいので十分に注意が必要。
訪問ノート
訪問日:2021/5/16
交通手段:クルマで訪問
カメラ:α7M3 + FE16-35mm F2.8 GM