270-130_深田部神社

比定社:深田部神社

式内社コード:270-130
神名帳社名:深田部神社、フカタヘノ
社格:小
所在地:627-0142 京都府京丹後市弥栄町黒部411
plus code:M3GX+8C 京丹後市、京都府
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

黒田集落の中央部の小高い丘に鎮座。
国道482号線の黒部小学校前の交差点に神社入り口があるので分かりやすい。
1.3kmほど北に黒部銚子山古墳がある。
神社横に駐車スペースあり。

ハイライト

本殿の見事な彫り物組物は必見。

写真

深田部神社を正面より望む。
深田部神社を正面より望む。
社標には式内とある。
社標には式内とある。
鳥居は両部鳥居。
鳥居をくぐると参道の石段が続く。石段は傾斜がゆるくて登りやすいのがありがたい。社叢が豊かできれい。
鳥居をくぐると参道の石段が続く。石段は傾斜がゆるくて登りやすいのがありがたい。社叢が豊かできれい。
石段を登ると拝殿が見えてくる。
石段を登ると拝殿が見えてくる。
拝殿の前は広場になっていて、右側に蔵、左側に参集殿のような建物がある。
拝殿の前は広場になっていて、右側に蔵、左側に参集殿のような建物がある。
2つの手水鉢。右側の手水鉢には寛政年間とある。
2つの手水鉢。右側の手水鉢には寛政年間とある。
拝殿と覆屋に入った本殿を右側より望む。本殿は大きく立派。
拝殿と覆屋に入った本殿を右側より望む。本殿は大きく立派。
拝殿と覆屋に入った本殿を左側より望む。
拝殿と覆屋に入った本殿を左側より望む。
本殿を正面より望む。本殿に施された彫り物組物が非常に見応えがある。文政12年(1829)の建築だが状態は非常に良い。
本殿を正面より望む。本殿に施された彫り物組物が非常に見応えがある。文政12年(1829)の建築だが状態は非常に良い。
石灯籠には万延年間とある。社域には石灯籠等が良い状態で残っている。
石灯籠には万延年間とある。社域には石灯籠等が良い状態で残っている。
拝殿前より石段の参道を望む。
拝殿前より石段の参道を望む。

感想

由緒書は無いので詳細は不明。

ご祭神は宇気母智神、合祀神として八幡大神・天照大神・天児屋根命。
崇神天皇の時代、四道将軍である丹波道主命が当地を平定後に五穀豊穣を願い宇気母智神(豊宇気大神)を祀ったのが創祀と伝わる。
旧社地は黒部小学校の敷地内だったが荒廃、応仁年間(1467~1469年)に遷座、現在地にあった八幡社と合祀した。
社殿は文政12年(1829)に造営とある。

1.3kmほど北に黒部銚子山古墳があるが被葬者は丹波道主命ではないかとの説がある。
それほど当地は丹波道主命のお話が色濃く残っている地域なのだ。

こんもりとした丘が丸ごと社域となっている。
参道は長い石段となるが傾斜がゆるくて珍しい。

拝殿と本殿は大きくて状態も良い。
特に本殿は彫り物組物が施されており非常に凝ったもので見応えがある。
社域には江戸時代の手水鉢や石灯籠等が多数残っている。
また、秋祭りの祭礼に行われる黒部の踊子(京都府指定文化財)という芸能が伝わる。

地域の中心的な存在の神社のようで大事にされている様子が見て取れる神社。

注意点

特になし。

訪問ノート

訪問日:2018/8/29
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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