268-240_小虫神社

比定社:小虫神社

式内社コード:268-240
神名帳社名:小虫神社、コムシノ/ヲムシ
社格:名神大
所在地:629-2413 京都府与謝郡与謝野町温江103
plus code:G425+8F 与謝野町、京都府
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

与謝野町温江(あつえ)の集落の中心の山裾に鎮座。
兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線沿いに鳥居があり比較的分かりやすい。
当社への入り口は2箇所あり府道沿いの南側は社標と鳥居がある。
また西側には比較的新しい鳥居(平成)のみがある。
268-230_大虫神社と同じく元は池ケ成(いけがなる)にあった。
社域は2段になっており下が公園というか広場、上に社殿がある。
社殿は拝殿と本殿の構成、本殿は覆屋で見えないが神明造りのような形式となっている。
神社内に駐車可能。

ハイライト

神明造りのような本殿(波板でよく見えないが)。

写真

こちらは西側の鳥居。平成になってから鳥居が作られたようだ。
こちらは西側の鳥居。平成になってから鳥居が作られたようだ。
西の鳥居をくぐると拝殿に向って左手よりアプローチすることになる。右側には公園兼広場がある。
西の鳥居をくぐると拝殿に向って左手よりアプローチすることになる。右側には公園兼広場がある。
拝殿を正面より望む。大虫神社とほぼ同時期に再建されたもの。お寺のような感じ。小虫神社の鳥居は普通の狛犬となっている。雪囲いだろうか拝殿と本殿は波板で囲まれている。
拝殿を正面より望む。大虫神社とほぼ同時期に再建されたもの。お寺のような感じ。小虫神社の鳥居は普通の狛犬となっている。雪囲いだろうか拝殿と本殿は波板で囲まれている。
本殿を右側より望む。覆屋ではないが波板で囲まれている。
本殿を右側より望む。覆屋ではないが波板で囲まれている。
本殿を右後ろから覗き込んだところ。神明造りのような形式となっているのが分かる。
本殿を右後ろから覗き込んだところ。神明造りのような形式となっているのが分かる。
本殿を左後ろから覗き込んだところ。神明造りの棟持柱があることが分かる。
本殿を左後ろから覗き込んだところ。神明造りの棟持柱があることが分かる。
本殿の千木鰹木は外削ぎ5本となっている。菊の紋が付いているのが分かる。
本殿の千木鰹木は外削ぎ5本となっている。菊の紋が付いているのが分かる。
拝殿前には参集殿のような建物がある。時計や椅子があり地域の方々が集まることができるようになっている。
拝殿前には参集殿のような建物がある。時計や椅子があり地域の方々が集まることができるようになっている。
拝殿の正面には南からの参道があり鳥居と社標がある。クルマは社域に駐車可能。
拝殿の正面には南からの参道があり鳥居と社標がある。クルマは社域に駐車可能。
拝殿の右側には西からの参道がある。広場兼公園のようなスペースがある。
拝殿の右側には西からの参道がある。広場兼公園のようなスペースがある。

感想

由緒書はないので詳細は不明。

ご祭神は、少彦名命、火産霊命(合祀した広垣神社のご祭神)、大山祇命(鬼人見神社のご祭神)。
当初は大江山の山腹の池ケ成(いけがなる)に虫宮(むしのみや)として鎮座していた。
室町時代に池ケ成から現在地へ遷座とある。
明治10年に再建、広垣神社(ご祭神:火産霊命)と鬼人見(きじみ)神社(ご祭神:大山祇命)を合祀している。

大虫神社と小虫神社に分かれたのは、次のようなお話が伝わっている。
大虫神社の祭神である大国主命が沼河姫と当地に居住している時、槌鬼(つちおに)という悪鬼の毒気に当てられた姫が病気に罹り、それを嘆く大国主命のために少名彦命が八色の息を吐きかけて槌鬼を追い出し姫を回復させたが、今度はその息のために人や動植物が虫病に苦しむようになったため、少名彦命は「小虫」と名乗ってそれぞれの体内から害源である悪虫を除くことを、大国主命は「大虫」を名乗って体外から病を治すことを誓い合い、鏡を2面作ってそれぞれ分け持ったことから、「大虫」「小虫」の神として崇められるようになったという。

残念ながら今は江戸時代までのかつての勢いは見ることはできないが大虫神社とともに興味深い神社であることは間違いない。
室町期に現在地へ遷座であるから延喜式神名帳の時代は池ケ成にあったことになる。
池ケ成は現在ではキャンプ場があるだけの場所だが加悦谷からは直線でも3kmほど離れていて不便な場所だ。
こんな山の上の神社に名神大社を与えたというのはどういう理由なのだろうか。
加悦谷と宮津街道を結ぶ交通の要衝だったのかもしれない。
それとも池ケ成の周辺でなにかの鉱物が採れていたのだろうか。
詳細は不明だ。

現在の社域は広大ではないが広場と社殿がある2段構成になっている。
明治10年に再建された拝殿は寺のような造り、本殿は覆屋で見えないが神明造りのような造りとなっている。

槌鬼といい八色の息といい、不思議な伝承が伝わっている。
ひょっとしたら何かの伝染病とかが関連しているのかもしれない(個人的な見解です)。

大虫神社と比較して小虫神社は集落に近いこともあり生活感を感じさせてくれる神社。
たぶん何かあるごとに周辺の方々が集まるのではないだろうか。

注意点

特になし。

訪問ノート

訪問日:2019/4/20
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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