268-100_多由神社

比定社:多由神社

式内社コード:268-100
神名帳社名 :多由神社、タユノ
社    格:小
所 在 地 :626-0068 京都府宮津市田井153-1
Plus Code  :H6MR+2X 宮津市、京都府
※Google Mapで上記の Plus code を検索すると所在地が表示されます。

アプローチ&ロケーション

「たゆじんじゃ」と読む、地名の田井は「たい」と読む。
田井集落の西の端の山の中腹に鎮座。
少々見つけにくい場所にあり集落の中からではなく京都府道605号栗田半島線より入るほうが見つけやすい。
京都府道605号栗田半島線の田井集落から西に向かい150メートルほど山に入る手前で左に分岐がある。
この分岐を進むと右側の小高い丘の上に鳥居がある。
集落の中の道は狭く駐車場は無いので注意。

訪問しやすさ指数

管理人の独断による訪問しやすさの点数を付けてみました。
管理人の独断による4つの観点、秘境度・交通の至便さ・徒歩でのアプローチ状況・探索の必要性、を点数化しました。
各点数が低ければ容易、高ければ難易度が高くなります。
式内社訪問の際の参考にしていただければ幸いです。

【秘境2】社域がどのような所なのか
5:秘境度MAX、深山幽谷で野生動物に注意レベル
4:秘境度はかなりのモノ、近くに人間がいないレベル
3:かなり自然の中の神社、時々人を見るレベル
2:近くに集落があり、子供が遊んでいるレベル
1:都会の神社、誰もがフラッと入れるレベル

【交通3】交通機関の状況
5:クルマのみ、4WD車等の特殊なクルマでしか行けない険しい場所
4:クルマのみ、普通のクルマで大丈夫だが林道等の条件の厳しい道路
3:クルマのみ、普通のクルマで普通に行ける
2:電車・バス等の公共交通機関はあるが制約が多くクルマのほうがベター
1:電車・バス等の公共交通機関で容易に行ける

【徒歩2】徒歩区間の長さと難易度
5:片道30分以上歩く、坂がきつい、やぶこき必要レベル
4:歩きは20分以内、がっつりトレッキング、危険箇所あり
3:歩きは15分以内、坂や石段があって軽くトレッキング、所によっては滑りやすいとかあり
2:歩きは10分以内、トレッキング要素ありだが容易
1:歩きは5分以内、容易

【探索3】発見難易度
5:何回も訪問しないと分からないレベル
4:周辺をかなり歩き回らないと分からないレベル
3:少々見つけにくいが見つけることができるレベル
2:目印があって比較的容易に見つけることができるレベル
1:目立つのですぐ見つかるレベル

ハイライト

苔むした長い参道。

写真

多由神社を正面より望む。
多由神社を正面より望む。
振り返ると石灯籠があり、この道が正式なアプローチのようだ。この先へ進むと福禅寺の前を通り田井の集落の中心に出る。
振り返ると石灯籠があり、この道が正式なアプローチのようだ。この先へ進むと福禅寺の前を通り田井の集落の中心に出る。
右手にも道路があり京都府道605号栗田半島線より入ってこれる。駐車場は無いのでじゃまにならない場所に駐車させていただいた。
右手にも道路があり京都府道605号栗田半島線より入ってこれる。駐車場は無いのでじゃまにならない場所に駐車させていただいた。
右側(南)を望む。この先で京都府道605号栗田半島線に合流する。
右側(南)を望む。この先で京都府道605号栗田半島線に合流する。
正面(東)を望む。田井のの集落の西南の端に位置することが分かる。
正面(東)を望む。田井のの集落の西南の端に位置することが分かる。
振り返るとこちらが正式な参道だと思われる。
振り返るとこちらが正式な参道だと思われる。
鳥居は北を向いている。
鳥居は北を向いている。
鳥居をくぐると苔むした参道が続く。
鳥居をくぐると苔むした参道が続く。
参道を上がり切ると覆屋に入った本殿がある。本殿は西を向いている。覆屋は黒く塗ってあるようだ珍しい。本殿左手には摂社がある。
参道を上がり切ると覆屋に入った本殿がある。本殿は西を向いている。覆屋は黒く塗ってあるようだ珍しい。本殿左手には摂社がある。
本殿の敗退側には参集殿のような建物と摂社がある。
本殿の敗退側には参集殿のような建物と摂社がある。
本殿を左側より望む。よく手入れされていてきれい。
本殿を左側より望む。よく手入れされていてきれい。
覆屋の内部の本殿を望む。非常にきれいに保たれている。
覆屋の内部の本殿を望む。非常にきれいに保たれている。
社域は広くはないがきれいに保たれており気持ちよく参拝できる。
社域は広くはないがきれいに保たれており気持ちよく参拝できる。
本殿前の広場より参道を望む。良い雰囲気だ。
本殿前の広場より参道を望む。良い雰囲気だ。
参道より鳥居を望む。参道はコンクリート舗装だが苔むして雰囲気が良い。
参道より鳥居を望む。参道はコンクリート舗装だが苔むして雰囲気が良い。
鳥居より望む。たぶん正面には対岸の天橋立の北の方が見えている。
鳥居より望む。たぶん正面には対岸の天橋立の北の方が見えている。

感想

由緒書がないので詳細は不明。

「延喜式神社の調査」によると以下のデータが残る。
ご祭神は、息長足姫尊。
由緒不詳。
宝暦13年(1763年)再興。

とある。

当地は、栗田半島の日本海へ突き出た先端の地域で籠神社の東4kmほどの場所に当たる。
調べた限りでは当地周辺に古墳や遺跡等は無い。
どうして当地に式内社が造られたのだろうか、理由は不明だ。
ひょっとしたら、外海から宮津湾に入ってくる船を監視する重要な地だったのだろうか(個人的見解です)。

多由神社へのアプローチは少々分かりにくい。
集落の中からではなく京都府道605号栗田半島線より入るほうが見つけやすい。
京都府道605号栗田半島線の田井集落から西に向かい150メートルほど、山に入る手前で左に分岐がある。
この分岐を進むと右側の小高い丘の上に鳥居がある。
本来は、集落の中より福禅寺の前を通るのが正式なアプローチだと思う、社標もそちらにある。
集落の中の道は狭く駐車場は無いので注意が必要だ。

福禅寺の前から続く参道は左カーブになっていて山を巻いた形。
石燈籠を通り過ぎると石段の上に鳥居がある。
鳥居をくぐると新しいが苔むした参道と石段、石段を登ると社殿の前に出る。

社殿は覆屋に入った本殿と参集殿のような建物の構成。
覆屋は最近補修されたようで新しくてきれい。
社域はきれいに保たれていて気持ちが良い。

栗田半島の先端に位置する神社。

注意点

集落の中の道は狭く駐車場はないので注意。

訪問ノート

訪問日 :2019/4/20
交通手段:クルマで訪問
カメラ :RX100M3