比定社:麻良多神社
式内社コード:267-100
神名帳社名 :麻良多神社、マラタノ
社 格:小
所 在 地 :624-0955 京都府舞鶴市丸田
Plus Code :F76F+FX 舞鶴市、京都府
※Google Mapで上記の Plus code を検索すると所在地が表示されます。
アプローチ&ロケーション
「まらたじんじゃ」と読む、地名の丸田は「まるた」と読む。
丸田集落のほぼ中央の南向きの谷筋の山裾に鎮座。
国道178号線に面して八雲保育園がありその奥にある。
社標が見えるので比較的分かりやすい場所。
神社前に駐車可能。
訪問しやすさ指数
管理人の独断による訪問しやすさの点数を付けてみました。
管理人の独断による4つの観点、秘境度・交通の至便さ・徒歩でのアプローチ状況・探索の必要性、を点数化しました。
各点数が低ければ容易、高ければ難易度が高くなります。
式内社訪問の際の参考にしていただければ幸いです。
【秘境2】社域がどのような所なのか
5:秘境度MAX、深山幽谷で野生動物に注意レベル
4:秘境度はかなりのモノ、近くに人間がいないレベル
3:かなり自然の中の神社、時々人を見るレベル
2:近くに集落があり、子供が遊んでいるレベル
1:都会の神社、誰もがフラッと入れるレベル
【交通3】交通機関の状況
5:クルマのみ、4WD車等の特殊なクルマでしか行けない険しい場所
4:クルマのみ、普通のクルマで大丈夫だが林道等の条件の厳しい道路
3:クルマのみ、普通のクルマで普通に行ける
2:電車・バス等の公共交通機関はあるが制約が多くクルマのほうがベター
1:電車・バス等の公共交通機関で容易に行ける
【徒歩1】徒歩区間の長さと難易度
5:片道30分以上歩く、坂がきつい、やぶこき必要レベル
4:歩きは20分以内、がっつりトレッキング、危険箇所あり
3:歩きは15分以内、坂や石段があって軽くトレッキング、所によっては滑りやすいとかあり
2:歩きは10分以内、トレッキング要素ありだが容易
1:歩きは5分以内、容易
【探索2】発見難易度
5:何回も訪問しないと分からないレベル
4:周辺をかなり歩き回らないと分からないレベル
3:少々見つけにくいが見つけることができるレベル
2:目印があって比較的容易に見つけることができるレベル
1:目立つのですぐ見つかるレベル
ハイライト
丸田の沼と社域の古木。
写真
感想
由緒書はないので詳細不明。
「延喜式神社の調査」によると以下のデータが残る(追加修正あり)。
ご祭神は、誉田別命。
貞観5年(863年)創建。
貞観8年(866年)男山八幡を勧請合祀。
明治41年(1908年)麻良田神社と改称。
大正2年(1913年)神饌弊帛料供進神社指定。
江戸時代までは「八幡神社」と呼ばれていた。
清和天皇の貞観5年(863年)癸未の年夏、沼に夜に異光を放つものがあつて村人はそれを明神と尊崇した。
とある。
あまりデータのない神社。
国道176号線沿いの由良川西岸に鎮座。
保育園の奥にあるので保育園を目指していくと分かりやすい。
当地は、由良川の西岸(左岸)、丹後国・加佐郡では唯一の名神大社である大川神社の北2kmほどの場所にある。
「丸田の沼」と呼ばれる池が保育園の後方、麻良多神社の前にある。
由緒ではこの「丸田の沼」に夜に異光を放つものがあつて村人はそれを明神と尊崇したとある。
麻良多神社がある場所は、谷筋となっていて裏側が砂防ダムとして整備されている(砂防ダムの形がカワイイ)。
社域には古木・巨木が何本かあり古くよりここに鎮座していることが分かる。
社域は四段構成となっており、順に鳥居、広場、拝殿、本殿と徐々に高くなっている。
広場には参集殿のような舞台のような建物がある。
拝殿がある場所の石積みが素晴らしい造形だ。
拝殿はフルオープンの舞殿のような形式となっている。
本殿は覆屋に入り小ぶり、建築時期は不明だが状態は良いようだ。
本殿前には小さな狛犬が多数あり、その造形が可愛らしい。
拝殿と参集殿、覆屋は風雪で色褪せており、そろそろ修復が必要かもしれない。
丸田の沼の夜の光より始まった神社。
注意点
特になし。
訪問ノート
訪問日 :2019/4/20
交通手段:クルマで訪問
カメラ :RX100M3
各種式内社データへのリンク
御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。