比定社:日吉大社

式内社コード:149-090
神名帳社名:日吉神社、ヒヨシノ/ヒエノ
社格:名神大
所在地:520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目1−1
plus code:3VC6+GW 大津市、滋賀県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

坂本市街地の西、比叡山の山裾に鎮座。
滋賀県道316号比叡山線がかつての参道だったと思われ約1km離れた坂本3丁目に鳥居がある。
かつては想像を絶する規模と力を持っていたと想像できる。
日吉・日枝・山王神社の総本宮で規模が非常に大きく周辺に多数の社寺を伴っている。
また背後の八王子山には奥総社と磐座が鎮座している、往復1時間ほどかかる。
ちなみにこの奥総社と比叡山延暦寺は直線距離で1.5kmほどしか離れていない。
ゆっくり時間を取って参拝したい。
駐車場完備。

ハイライト

なんといっても山王鳥居が特徴的。
珍しいといえば神様の使いと言われる神猿(まさる)もあちこちに祀られているので探してみるのも楽しい。
日吉大社では以下の建物が国宝および重要文化財に指定されているので必見の価値あり。

国宝

日吉大社西本宮本殿及び拝殿
日吉大社東本宮本殿及び拝殿

国指定重要文化財

日吉大社西本宮本殿及び拝殿
日吉大社西本宮楼門
日吉大社東本宮本殿及び拝殿
日吉大社東本宮楼門
日吉大社日吉三橋
日吉大社摂社牛尾神社本殿及び拝殿
日吉大社摂社宇佐宮本殿及び拝殿
日吉大社摂社三宮神社本殿及び拝殿
日吉大社摂社樹下神社本殿及び拝殿
日吉大社摂社白山姫神社本殿及び拝殿
日吉大社末社東照宮

写真

日吉大社の象徴である山王鳥居、独特の形状だ。
日吉大社の象徴である山王鳥居、独特の形状だ。
社域は広く背後の八王子山をも含む、頂上付近に金大巖という磐座が鎮座する。
社域は広く背後の八王子山をも含む、頂上付近に金大巖という磐座が鎮座する。
山王鳥居をくぐると緑豊かな参道が続く、非常に建物が多い。
山王鳥居をくぐると緑豊かな参道が続く、非常に建物が多い。
西本宮の楼門を望む、神猿(まさる)さんもいるらしい。
西本宮の楼門を望む、神猿(まさる)さんもいるらしい。
説明書きに神猿(まさる)さんがいる場所の説明がある。
説明書きに神猿(まさる)さんがいる場所の説明がある。
国宝の西本宮本殿、非常に規模が大きいのでビックリする。
国宝の西本宮本殿、非常に規模が大きいのでビックリする。
でかい狛犬が鎮座する国宝の本殿、千木鰹木はない。
でかい狛犬が鎮座する国宝の本殿、千木鰹木はない。
西本宮の楼門を望む、こちらも大きい。
西本宮の楼門を望む、こちらも大きい。
拝殿も立派だ、これも国宝。
拝殿も立派だ、これも国宝。
こちらも国宝の東本宮本殿、すばらしい荘厳な作り。
こちらも国宝の東本宮本殿、すばらしい荘厳な作り。
国宝の東本宮本殿。
国宝の東本宮本殿。
訪問時は社域で補修工事が行われていた、野面積みで有名な穴太衆(あのうしゅう)も来ていた。
訪問時は社域で補修工事が行われていた、野面積みで有名な穴太衆(あのうしゅう)も来ていた。

感想

日吉・日枝・山王神社の総本宮で、比叡山延暦寺よりもはるかに古い約2100年前の崇神天皇7年に創祀とある。
比叡山延暦寺が開かれてからは天台宗の護法神となっている。
ご祭神はそれぞれ次のとおりとなっている。
西本宮:大己貴神(三輪山より勧請)
東本宮:大山咋神
宇佐宮:田心姫神
牛尾宮:大山咋神荒魂
白山宮:菊理姫神
樹下宮:鴨玉依姫神
三宮宮:鴨玉依姫神荒魂
日吉大社には約40の宮があるとある。
また日吉大社には国宝や重要文化財の指定が多く存在し文化的にも貴重な存在だ。
都のあった京都からも近く、琵琶湖の水運や街道筋等の交通の要衝でもあり、現代からは想像もできないほど、かつては力を誇っていたと思われる。
そういったことに思いを馳せながらゆっくりと見て回りたい。

注意点

社域は広いので歩きやすい服装と靴が良い。

訪問ノート

訪問日:2019/5/25
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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