149-080_(論)天皇神社

比定社:(論)天皇神社

式内社コード:149-080
神名帳社名:小野神社 二座、ヲノノ
社格:名神大
所在地:520-0526 滋賀県大津市和邇中146
plus code:5W48+99 大津市、滋賀県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

和邇川の北岸の平地に鎮座。
滋賀県道311号途中志賀線に面しており迷うことはない。
和邇川南岸の小野神社と同じく社域に古墳がある。
元は和邇牛頭天王社と呼ばれていたが明治期に改称された。
本殿は国の重要文化財で鎌倉時代の正中年間の建築。
駐車場は無いので注意。

ハイライト

よく手入れされた社域と国の重要文化財で鎌倉時代の正中年間の建築の本殿。
珍しい狛犬が見られる。

国指定重要文化財

天皇神社本殿

写真

天皇神社の正面、端正な構え。
天皇神社の正面、端正な構え。
右側(西)を望む、滋賀県道311号途中志賀線の途中方面。京都から途中越をしてやってくるとここを通る街道筋。
右側(西)を望む、滋賀県道311号途中志賀線の途中方面。京都から途中越をしてやってくるとここを通る街道筋。
天王神社の正面を望む、かつては参道が続いていたと思われる。この先約450メートル先の「榎」交差点にかつて天王神社の御神木があった。
天王神社の正面を望む、かつては参道が続いていたと思われる。この先約450メートル先の「榎」交差点にかつて天王神社の御神木があった。
左側(南)を望む、周辺は住宅街となっている。
左側(南)を望む、周辺は住宅街となっている。
鳥居をくぐるときちんと整備された社域が広がる、素晴らしい雰囲気だ。
鳥居をくぐるときちんと整備された社域が広がる、素晴らしい雰囲気だ。
手水舎。
手水舎。
本殿前の舞殿、屋根が少し反っていて優美な形状。
本殿前の舞殿、屋根が少し反っていて優美な形状。
社域にはたくさんの建物がある。
社域にはたくさんの建物がある。
本殿は国の重要文化財で鎌倉時代の正中年間の建築。狛犬に注目。
本殿は国の重要文化財で鎌倉時代の正中年間の建築。狛犬に注目。
珍しい姿の狛犬。
珍しい姿の狛犬。
本殿を左から望む、鎌倉時代に作られた本殿はシンプルだ。
本殿を左から望む、鎌倉時代に作られた本殿はシンプルだ。

滋賀県教育委員会謹製の本殿の説明書き、国の重要文化財となっている。
滋賀県教育委員会謹製の本殿の説明書き、国の重要文化財となっている。
拝殿より鳥居を望む、かつての参道はどこまで続いていたのだろうか?
拝殿より鳥居を望む、かつての参道はどこまで続いていたのだろうか?

感想

延喜式神名帳「小野神社 二座」の4つの論社うちの1つ。
社域に天皇神社古墳があり有力豪族の古墳と見られているが天皇人はとの関係は不明。
ご祭神は素盞烏尋(すさのおのみこと)で明治期までは牛頭天王社と呼ばれていた(よくあるパターン)。
天皇神社より東へ約450メートルの「榎」交差点にかつて天王神社の御神木があったという石碑が道路の真ん中に立てられている。
少なくてもこのあたりまで参道が続いていたものと想像できる(道路が真っ直ぐだ)。
この地域は京都と北陸を結ぶ陸路、琵琶湖の水運の両方より重要な地域だったと思われる。
社域はよく手入れされ非常にきれいで気持ちよく参拝できる。
本殿は国の重要文化財で鎌倉時代の正中年間の建築でシンプルだが力強い印象を受ける。
本殿前の狛犬も独特の表情をしており一見の価値がある。

訪問ノート

訪問日:2019/5/25
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3