273-170_(論)春日神社(養父市八鹿町)

比定社:(論)春日神社(養父市八鹿町)

式内社コード:273-170
神名帳社名:保奈麻神社、ホナマノ
社格:小
所在地:667-0015 兵庫県養父市八鹿町大江
plus code:CR86+CJ 養父市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

大江集落の中心部より南の山の中腹に鎮座、徒歩でのアプローチが必要。
大江公民館より下流側(西)へ徒歩で進み橋を渡ってしばらく行くと左手に石垣より巨木、ココを左に折れ山側へ入り登っていく。
集落の中の道路を横切りさらに登るが小川の左右に道があるので左手のコンクリートの道を進む。
途中に手作りの獣よけフェンスがあるので開けたら必ず締めること。
しばし歩くと社叢が始まり石段が見えてくる、ココまで大江公民館より15分程度。
クルマは大江公民館に停めさせていただくのが良い。

ハイライト

古墳・神社・山城とよほど重要な場所であったと想像される鎮座場所。

写真

徒歩でしか到達できないため、大江公民館に駐車させていただいた。ココから徒歩で15分あまりのアプローチとなる。まずは下流側(西)へ進み道なりに橋を渡る。
徒歩でしか到達できないため、大江公民館に駐車させていただいた。ココから徒歩で15分あまりのアプローチとなる。まずは下流側(西)へ進み道なりに橋を渡る。
しばらく行くと道路左の石垣から巨木が生えているところを左(南)へ曲がって坂を上がる。
しばらく行くと道路左の石垣から巨木が生えているところを左(南)へ曲がって坂を上がる。
巨木のポイントを曲がると集落の中を登っていく。
巨木のポイントを曲がると集落の中を登っていく。
集落を横切る集落のメインストリートとの交差点。南へ山を登る道は小川を挟んで左側を登る。
集落を横切る集落のメインストリートとの交差点。南へ山を登る道は小川を挟んで左側を登る。
小川の脇を簡易舗装の道が続く。
小川の脇を簡易舗装の道が続く。
途中で手作りの獣よけのフェンスがある。開けたら必ず締めること。
途中で手作りの獣よけのフェンスがある。開けたら必ず締めること。
やがて社叢が濃くなってくる。
やがて社叢が濃くなってくる。
石段が見えてきたらもうすぐ到着。
石段が見えてきたらもうすぐ到着。
石段を登ると鳥居前の広場に出る。
石段を登ると鳥居前の広場に出る。
鳥居を左側より望む。登ってくる道はいくつかある。
鳥居を左側より望む。登ってくる道はいくつかある。
鳥居を正面より望む。
鳥居を正面より望む。
鳥居の扁額には春日神社とある。
鳥居の扁額には春日神社とある。
鳥居をくぐると石垣が組んであり橋がかかっている、前にワイルドな燈籠。
鳥居をくぐると石垣が組んであり橋がかかっている、前にワイルドな燈籠。
社域の周辺の木々はかなり大きい。
社域の周辺の木々はかなり大きい。
この石垣よく見るとかなり凄い石垣。大きい石を緻密に削って組み合わせている。この奥に大江堀城という山城があったらしいが関係があるのだろうか。
この石垣よく見るとかなり凄い石垣。大きい石を緻密に削って組み合わせている。この奥に大江堀城という山城があったらしいが関係があるのだろうか。
石段下より覆屋に入った本殿を望む。
石段下より覆屋に入った本殿を望む。
覆屋に入った本殿を右側より望む。奥にも石垣が続いているのが分かる。
覆屋に入った本殿を右側より望む。奥にも石垣が続いているのが分かる。
覆屋に入った本殿がある場所はわざわざ石垣を組んで平らな場所を作ったようだ。
覆屋に入った本殿がある場所はわざわざ石垣を組んで平らな場所を作ったようだ。
覆屋内部の本殿を望む。
覆屋内部の本殿を望む。
登っているうちに方角があやふやになったので確認。本殿は東を向いている。
登っているうちに方角があやふやになったので確認。本殿は東を向いている。
覆屋に入った本殿の右側には摂社末社がある。詳細は不明。
覆屋に入った本殿の右側には摂社末社がある。詳細は不明。
本殿前より鳥居を望む。
本殿前より鳥居を望む。
ワイルドな鳥居には慶應年間とある。
ワイルドな鳥居には慶應年間とある。
こちらのワイルドな鳥居には氏子・苔連中とある、苔連という組織があったのだろうか。
こちらのワイルドな鳥居には氏子・苔連中とある、苔連という組織があったのだろうか。
広場より登ってきた道を望む。
広場より登ってきた道を望む。
どこまでが社域なのか不明だが豊かな社叢というよりも山そのもの。
どこまでが社域なのか不明だが豊かな社叢というよりも山そのもの。
再び獣よけのフェンスを通過して下る。獣よけフェンスは開けたら必ず締めること。
再び獣よけのフェンスを通過して下る。獣よけフェンスは開けたら必ず締めること。
集落のメインストリートに出てくる。
集落のメインストリートに出てくる。

感想

由緒書はないので詳細不明。

以下の記録しか無い。
ご祭神は、彦火瓊々杵命・天津見屋根命。
由緒不詳
明治6年(1873年)村社。
とある。

延喜式神名帳・但馬国・養父郡の「保奈麻神社」の論社4社のうちの1つ。

現代の感覚から言うとかなり難儀な場所にありクルマでは近づけないので徒歩のみ。
大江公民館に駐車させていただき徒歩でアプローチした。
行き方はいくつかあるが一番簡単で安全なルートをアプローチに書いておいた。

春日神社のある北斜面は、以前は春日神社よりもかなり奥(南)まで棚田が広がっており(1960~70年代)水田に利用されていたようだ。
現在では春日神社の奥(南)に水田があるなんて全く想像もできないようになっている。
また春日神社のすぐ奥(南)には詳細不明だが大江堀城という山城があったということだ。
さらに周辺には古墳も多数あるようで古くから開けていた地域だと思われる。

集落の中からは小川沿いの簡易舗装された道を行く。
途中に手作りの獣よけフェンスがあるので開けたら必ず締めること。

社域は鳥居前の広場が平坦になっていて川筋を越えて社殿がある。
かなり古そうな石積みがしてあり社殿自体は東を向いている。
覆屋はいかにも手作りという感じだが、地域に大事にされているのが感じられる。

現代的には、秘境感のある神社だが一昔前の水田の利用を考えると特に山奥ということではない。
現代人がクルマで入れない場所を秘境と感じるだけだと思う。
こうした地域に根付いた古い神社は長く残していきたいものだと思った。

注意点

簡易舗装されてはいるが山道を15分ほど登るので歩きやすい靴が良い。
獣よけフェンスがあるので開けたら必ず締めること。

訪問ノート

訪問日:2021/9/25
交通手段:クルマで訪問
カメラ:α7M3 + FE16-35mm F2.8 GM