273-140_坂益神社

比定社:坂益神社

式内社コード:273-140
神名帳社名:坂蓋神社(板蓋神社)、サカキノ
社格:小
所在地:667-0301 兵庫県養父市大屋町上山6-1
plus code:9P2C+PX 養父市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

「さかえきじんじゃ」と読む、地名の上山は「うやま」と読む。
上山集落の南側の尾根筋に鎮座。
兵庫県道6号養父宍粟線から東へ入り1.6kmほどで上山集落。
本来の参道は大山集落の中から徒歩で登るアプローチになる。
近年神社南側に道路が整備され神社裏側からもアプローチはできる。
駐車場はないので注意。
樽見の大桜が南西500メートルのところにあり開花時期は混雑するので注意が必要。

ハイライト

山の中腹の尾根筋に立地するところ。
拝殿の3代目松本義広による彫り物。

写真

坂益神社を正面より望む。訪問当日は地域の清掃活動の日だった、おじゃましてすいません。
坂益神社を正面より望む。訪問当日は地域の清掃活動の日だった、おじゃましてすいません。
鳥居の扁額には坂益神社とある。
鳥居の扁額には坂益神社とある。
手水鉢。
手水鉢。
拝殿を正面より望む。遠目にも見事な彫り物が施されているのが分かる。社域には古木も多く古社の雰囲気は濃厚だ。
拝殿を正面より望む。遠目にも見事な彫り物が施されているのが分かる。社域には古木も多く古社の雰囲気は濃厚だ。
拝殿を望む。彫り物が見事、一見の価値あり。3代目松本義広によるもの。扁額には坂益神社とある。
拝殿を望む。彫り物が見事、一見の価値あり。3代目松本義広によるもの。扁額には坂益神社とある。
拝殿の左にはもうひとつ祠があるが詳細不明。
拝殿の左にはもうひとつ祠があるが詳細不明。
石灯籠には文政年間とある。
石灯籠には文政年間とある。
拝殿と覆屋に入った本殿を右側より望む。
拝殿と覆屋に入った本殿を右側より望む。
参集殿のような建物もある。右側の石垣の組み方がカッチリした組み方だ。
参集殿のような建物もある。右側の石垣の組み方がカッチリした組み方だ。
拝殿前より鳥居を望む。尾根筋にあるのがよく分かる。
拝殿前より鳥居を望む。尾根筋にあるのがよく分かる。
鳥居より尾根筋に作られた参道を望む。上山集落からは15分ほど登ってくる必要がある。
鳥居より尾根筋に作られた参道を望む。上山集落からは15分ほど登ってくる必要がある。
社殿の南側に近年できた道路があり、こちらからもアプローチ可能。
社殿の南側に近年できた道路があり、こちらからもアプローチ可能。

感想

由緒書はないので詳細不明。

ご祭神は、正勝山祇命(まさかやまつみ)。
創建は不明。
明治6年(1873年)村社。
情報が少ない神社。

延喜式神名帳・但馬国・養父郡の「坂蓋神社(板蓋神社)」に比定される神社。
現在の社名は坂益神社となっており「坂蓋神社(板蓋神社)」とは字が異なる。

アプローチは難しい、普通に探すと見つけにくいかもしれない。
本来は上山集落の中に参道入口があるのだが、これがなかなか見つからない。
結局、近年できたと思われる道路で神社の裏側に到着した。
上山集落を通る道路は、かつて大屋から東へ峠を越えて三谷へ通じる街道だったかもしれない。

訪問した際はちょうど地域の清掃日となっていて近隣の人々が社域の手入れや清掃をされていた。
こうした場合は、よそ者がお邪魔する(文字通り邪魔になってしまう)のは遠慮するのだが、この日は図々しくお声掛けをした上でお邪魔させていただいたのだった。

社域は尾根筋に作られていて参道も尾根伝いに登っていく、上山集落からは標高差60メートルほどだろうか。
尾根を真っ直ぐ登っていくと鳥居があり、平になった場所に社殿が建っており北西の方向を向いている。
拝殿には3代目松本義広による彫り物が施されている、今にも動き出しそうでこれは一見の価値がある。
本殿は覆屋に入っており回廊も含めて中を見ることができない。
拝殿・本殿は色は褪せてしまっているが全体的には状態は良い。

社域を見渡すと修理が必要な箇所もあるようだが長く残していただきたい神社。

注意点

正面の参道からアプローチするとかなり登ることになるので歩きやすい靴が良い。
樽見の大桜の開花時期は混雑するので注意。

訪問ノート

訪問日:2018/10/20
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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