273-060_伊久刀神社

比定社:伊久刀神社

式内社コード:273-060
神名帳社名:伊久刀神社、イクトノ
社格:小
所在地:669-5314 兵庫県豊岡市日高町赤崎438
plus code:CQXJ+72 豊岡市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

いくとじんじゃと読む。
赤崎集落の東の端の山の進美寺山(しんめいじさん)中腹に鎮座。
進美寺山の頂上には進美寺(しんめいじ)という天台宗の古刹があり参詣道を歩く。
集落の中は非常に狭く駐車場所も無いので集落入口道路の広い部分に駐車し徒歩でアプローチ。
駐車場は無いので注意。

ハイライト

中井権次正胤による本殿の彫り物。
進美寺との関係。

写真

進美寺(しんめいじ)への参詣道の入り口(この方向は南を向いている)。赤崎集落の広いところに駐車させていただき、進美寺への参詣道を行けば良い。画像では切れてしまっているがココを左に行けば進美寺1.2kmという看板が出ている。
進美寺(しんめいじ)への参詣道の入り口(この方向は南を向いている)。赤崎集落の広いところに駐車させていただき、進美寺への参詣道を行けば良い。画像では切れてしまっているがココを左に行けば進美寺1.2kmという看板が出ている。
進美寺(しんめいじ)への参詣道の入り口(この方向は北を向いている)。
進美寺(しんめいじ)への参詣道の入り口(この方向は北を向いている)。
看板のところから集落の中の坂を上がっていく(振り返って見たところ)。集落の中は狭く急坂。
看板のところから集落の中の坂を上がっていく(振り返って見たところ)。集落の中は狭く急坂。
200メートルほど登ると左に赤崎地蔵がある。この先の左に広場がある。
200メートルほど登ると左に赤崎地蔵がある。この先の左に広場がある。
広場の中に石段があり伊久刀神社の社殿へと続いている。案内は全く無いので行きすぎないように注意。
広場の中に石段があり伊久刀神社の社殿へと続いている。案内は全く無いので行きすぎないように注意。
そのまま真っすぐ行くとこんな道。進美寺への参詣道だ。
そのまま真っすぐ行くとこんな道。進美寺への参詣道だ。
広場の石段を登ると社殿のある場所に出る。
広場の石段を登ると社殿のある場所に出る。
石段を登ると広場、左手に社殿がある。社殿は南を向いている。
石段を登ると広場、左手に社殿がある。社殿は南を向いている。
社殿は1段高い場所にあり覆屋に入っている。左右に摂社末社がある。少し古めかしい石灯籠だ。
社殿は1段高い場所にあり覆屋に入っている。左右に摂社末社がある。少し古めかしい石灯籠だ。
覆屋の扁額にはおしゃれな書体で伊久刀神社とある。
覆屋の扁額にはおしゃれな書体で伊久刀神社とある。
拝殿の瓦には「丸に四方瓜」のご神紋がある。
拝殿の瓦には「丸に四方瓜」のご神紋がある。
覆屋の隙間から本殿を望む。ご祭神も瀬織津姫神・大直毘神と書いてある。画像がキチンと撮れてないのがむっちゃ残念。素晴らしい彫り物が施されているのが分かる、中井権次正胤による彫り物。再度訪問してしっかり見て撮っておきたい。
覆屋の隙間から本殿を望む。ご祭神も瀬織津姫神・大直毘神と書いてある。画像がキチンと撮れてないのがむっちゃ残念。素晴らしい彫り物が施されているのが分かる、中井権次正胤による彫り物。再度訪問してしっかり見て撮っておきたい。
社殿前の広場より石段を望む。
社殿前の広場より石段を望む。

感想

由緒書はないので詳細不明。

記録の少ない神社。
ご祭神は、瀬織津姫神・大直毘神(おおなおびのかみ)。
明治6年(1873年)村社。
という記録が残るのみ。

明確な記録がないだけに、進美寺山(しんめいじさん)の山頂にある慶雲2年(705年)創建の古刹である進美寺(しんめいじ)との関係が言われている。
この進美寺に最も近い式内社である伊久刀神社は関係が深く、創建時期も進美寺創建時期と近いのではないかと推測されている。
進美寺は養父/気多郡内に広大な寺領を有した有力寺院、源氏との関係も深く「但馬の鎌倉幕府御祈祷所」と言われていたようだ。

アプローチは赤崎集落の道路が広いところに駐車させていただき徒歩でアプローチが良い。
進美寺への参詣道を歩きだすと集落の外れより山に入ったところに左手に広場がある。
左手に社殿や石灯籠が見えるかもしれない。

広場を入ると石段があり南向きの社殿がある。
社殿の左右には摂社末社があり、本殿は石垣の上に覆屋に入っている。
覆屋から本殿を覗くと見事な彫り物が施されているのが分かる。
覆屋の中の本殿の状態は非常に良い。

本殿の彫り物は中井権次正貞による彫り物ということだ。
中井権次正貞は1780~1855年の人だから、この時期に作られた本殿ということになるだろう。
訪問時はうまく写真を撮れなかったのが残念。

社域は広くはないがよく手入れされており気持ち良く参拝できる。
創建の秘密が分からないだろうか、名前も気になる。
好奇心をくすぐられる神社。

注意点

集落の中は非常に狭く駐車場所も無いので注意。

訪問ノート

訪問日:2018/11/3
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100