273-070_(論)楯縫神社(養父市建屋)

比定社:(論)楯縫神社(養父市建屋)

式内社コード:273-070
神名帳社名:楯縫神社、タテヌヒノ
社格:小
所在地:667-0142 兵庫県養父市建屋839
plus code:7QV3+RP 養父市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

建屋集落の東の谷筋の一番奥に鎮座。
朝来方面からは建屋集落手前で兵庫県道70号十二所澤線より1本東側の旧道に入り170メートルほどで社号標がある。
朝来方面からは小さな橋を越えてすぐ鋭角に右(東)に曲がる。
ここから川沿いに750メートルほど進むと薬師堂公園となり東屋やトイレがあり駐車可能。
川沿いに遡ると橋がかかっており対岸にある。

ハイライト

素晴らしい雰囲気の社域。

写真

建屋集落の社標があるところから川沿いに750メートルほど進むと薬師堂公園に到着。東屋やトイレ、駐車可能。
建屋集落の社標があるところから川沿いに750メートルほど進むと薬師堂公園に到着。東屋やトイレ、駐車可能。
川沿いに上流へ徒歩で進むと橋と石段が見えてくる。右側の川横の道を進む。
川沿いに上流へ徒歩で進むと橋と石段が見えてくる。右側の川横の道を進む。
紅葉の季節も美しいのではないだろうか。
紅葉の季節も美しいのではないだろうか。
橋を渡ると神社前。
橋を渡ると神社前。
楯縫神社を正面より望む。鳥居は両部鳥居、適度に苔むして良い感じだ。
楯縫神社を正面より望む。鳥居は両部鳥居、適度に苔むして良い感じだ。
鳥居をくぐると左手に手水鉢。
鳥居をくぐると左手に手水鉢。
訪問したのは4月終わりだったのでまだ桜の花びらが散らばっていた。
訪問したのは4月終わりだったのでまだ桜の花びらが散らばっていた。
石段の先には山門がある。
石段の先には山門がある。
山門越しに大きな石灯籠。
山門越しに大きな石灯籠。
山門をくぐると広場に出る。立派な土俵がある。鳥居は西を向いているが、社殿は南向き。
山門をくぐると広場に出る。立派な土俵がある。鳥居は西を向いているが、社殿は南向き。
社殿を正面より望む。
社殿を正面より望む。
社殿を右側より望む。大きな灯籠には文久元年(1861年)とある。美しい社域だ。
社殿を右側より望む。大きな灯籠には文久元年(1861年)とある。美しい社域だ。
拝殿を正面より望む。大正4年(1915年)造営とあるので比較的新しく立派なもの。
拝殿を正面より望む。大正4年(1915年)造営とあるので比較的新しく立派なもの。
拝殿を右側より望む。
拝殿を右側より望む。
拝殿の右側より本殿を望む。拝殿と本殿は回廊で繋がっている。大きいがシンプルなもの。屋根には「丸に七つ星」のご神紋がある。千木の外側に鰹木がある、初めて見た。
拝殿の右側より本殿を望む。拝殿と本殿は回廊で繋がっている。大きいがシンプルなもの。屋根には「丸に七つ星」のご神紋がある。千木の外側に鰹木がある、初めて見た。
本殿を望む。大きいがシンプル、新しいのに少々傷んでいる印象。
本殿を望む。大きいがシンプル、新しいのに少々傷んでいる印象。
本殿左奥より拝殿を望む。周囲は山林。
本殿左奥より拝殿を望む。周囲は山林。
拝殿左側より石段を望む。余裕のある造り。
拝殿左側より石段を望む。余裕のある造り。
拝殿前より広場を望む。
拝殿前より広場を望む。
広場奥より山門を望む。
広場奥より山門を望む。
山門より鳥居を望む。
山門より鳥居を望む。
鳥居前より橋を望む。
鳥居前より橋を望む。

感想

延喜式神名帳・但馬国・養父郡の「楯縫神社」の論社2社のうちの1つ。
南へ850メートルほどの場所に、同じく論社である摂社楯縫神社がある斎神社が鎮座し、両社の距離が近い。

由緒書はないので詳細不明。

記録の少ない神社。
ご祭神は、彦狭知命(ひこさしりのみこと)。
次の記録が残る。
持統天皇3年(689年)創建。
永禄6年(1563年)造営。
明暦3年(1657年)造営。
明治2年(1869年)楯縫神社と改称。
明治6年(1873年)村社。
大正4年(1915年)造営。
江戸時代までは「妙見宮」と呼ばれていた。
奥宮があるとのことだが現在では道がなくなってしまったらしい。

アプローチは少しだけ難しい。
川沿いに谷を遡るには2つの道があるが北側の建屋集落内より進むのが良い。
南側の道は完全に農道で途中に獣よけのフェンスがある。
薬師堂公園に駐車すると周辺は山間の渓谷という風情で良い場所、紅葉の季節は良さそう。
上流に向かって歩きだすと橋がかかっており対岸へ渡ると鳥居前。

社域はいきなり苔むしていて古社を感じさせるもの。
山門をくぐると大きな石灯籠が正面に見え広場がある。
広場には立派な土俵があり石組みの桟敷席もある。
素晴らしい雰囲気だ。

社殿は拝殿と本殿の構成、大正4年(1915年)造営とあるが各部に痛みが見受けられた。
本殿は少し珍しい造り。
妙見宮と呼ばれていただけに本殿の屋根には「丸に七つ星」のご神紋が付く。
だが社殿は南西を向いており北向きではない。
屋根と言えば、千木の外側に鰹木があるのが珍しく他では見たことがない。

全体的に維持管理はされているようだが痛みが進んでいる部分もあるようだ。
この社域の素晴らしい雰囲気を残していってほしいと切に思う。

注意点

特になし。

訪問ノート

訪問日:2021/4/24
交通手段:クルマで訪問
カメラ:α7M3 + FE16-35mm F2.8 GM