比定社:(論)久理陀神社
式内社コード:268-080
神名帳社名 :久理陁神社、クリタノ
社 格:小
所 在 地 :626-0052 京都府宮津市小田宿野
Plus Code :H67V+F9 宮津市、京都府
※Google Mapで上記の Plus code を検索すると所在地が表示されます。
アプローチ&ロケーション
「くりだじんじゃ」と読む、地名の小田宿野は「おだしゅくの」と読む。
ちなみに栗田湾は「くんだ」と読む。
小田宿野の集落の北の山裾に鎮座。
京都府道605号栗田半島線沿いに社標が建っていて奥に白い鳥居があるので比較的見つけやすい。
駐車場は無いが神社前に駐車可能。
訪問しやすさ指数
管理人の独断による訪問しやすさの点数を付けてみました。
管理人の独断による4つの観点、秘境度・交通の至便さ・徒歩でのアプローチ状況・探索の必要性、を点数化しました。
各点数が低ければ容易、高ければ難易度が高くなります。
式内社訪問の際の参考にしていただければ幸いです。
【秘境2】社域がどのような所なのか
5:秘境度MAX、深山幽谷で野生動物に注意レベル
4:秘境度はかなりのモノ、近くに人間がいないレベル
3:かなり自然の中の神社、時々人を見るレベル
2:近くに集落があり、子供が遊んでいるレベル
1:都会の神社、誰もがフラッと入れるレベル
【交通3】交通機関の状況
5:クルマのみ、4WD車等の特殊なクルマでしか行けない険しい場所
4:クルマのみ、普通のクルマで大丈夫だが林道等の条件の厳しい道路
3:クルマのみ、普通のクルマで普通に行ける
2:電車・バス等の公共交通機関はあるが制約が多くクルマのほうがベター
1:電車・バス等の公共交通機関で容易に行ける
【徒歩1】徒歩区間の長さと難易度
5:片道30分以上歩く、坂がきつい、やぶこき必要レベル
4:歩きは20分以内、がっつりトレッキング、危険箇所あり
3:歩きは15分以内、坂や石段があって軽くトレッキング、所によっては滑りやすいとかあり
2:歩きは10分以内、トレッキング要素ありだが容易
1:歩きは5分以内、容易
【探索2】発見難易度
5:何回も訪問しないと分からないレベル
4:周辺をかなり歩き回らないと分からないレベル
3:少々見つけにくいが見つけることができるレベル
2:目印があって比較的容易に見つけることができるレベル
1:目立つのですぐ見つかるレベル
ハイライト
眺望の良い立地。
写真
感想
由緒書はないので詳細不明。
「延喜式神社の調査」によると以下のデータが残る(追加修正あり)。
ご祭神は、栗田大明神。
由緒不詳
寛政3年(1791年)造営(追加)。
昭和15年(1940年)旧社地より遷座。
昭和62年(1987年)遷座(追加)。
本殿西隣の石段を登った尾根の頂きに旧社地がある。
とある。
延喜式神名帳の丹後国・与謝郡の「久理陁神社」の論社2つのうちの1つ。
創建の由緒やその後の歴史についてはほとんど情報がない。
栗田湾の栗田は「くんだ」と読むが、その名前の元になったのであろうと言われる神社。
舞鶴と宮津を結ぶかつての宮津街道沿いにあり、盛んに往来があった場所でもある。
明治期に海岸沿いの道路が開通するまでは、由良と栗田を結ぶ七曲八峠(ななまがりやとうげ、長尾峠/奈具峠)と言われる山間部の街道が使用されていた。
当地は七曲八峠の栗田側の起点になっていたと思われる。
久理陀神社へのアプローチは、京都府道605号栗田半島線に面して社標が建っており鳥居があるので見つけやすい。
クルマは神社前に駐車可能。
社域は広くはないが海に向かって開けており海が一望できるロケーションだ。
久理陀神社は昭和15年(1940年)と昭和62年(1987年)の2回遷座しているようだ。
現在地の西側に旧社地がある(未訪問)。
社殿は覆屋に入った本殿のみのシンプルな構成。
現在の社殿は寛政3年(1791年)に建築されたようだが、遷座の際に本殿も移設されたと思われる。
栗田(くんだ)の地名の元となった神社。
注意点
特になし。
訪問ノート
訪問日 :2018/4/21
交通手段:クルマで訪問
カメラ :DMC-TZ60
各種式内社データへのリンク
御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。