268-060_宇豆貴神社

比定社:宇豆貴神社

式内社コード:268-060
神名帳社名 :宇豆貴神社、ウツキノ
社    格:小
所 在 地 :629-2423 京都府与謝郡与謝野町与謝510
Plus Code  :F3CR+H7 与謝野町、京都府
※Google Mapで上記の Plus code を検索すると所在地が表示されます。

アプローチ&ロケーション

「うずきじんじゃ」と読む、地名の与謝は「よざ」と読む。
与謝地区の北の端の東の山裾に鎮座。
国道176号線より東へ入り100メートル弱で社標が建っているので分かりやすい。
そこから農道を北へ入り50メートルほどで到着する。
獣よけフェンスがあるので開けたら必ず閉めること。
駐車場は無いので注意。

訪問しやすさ指数

管理人の独断による訪問しやすさの点数を付けてみました。
管理人の独断による4つの観点、秘境度・交通の至便さ・徒歩でのアプローチ状況・探索の必要性、を点数化しました。
各点数が低ければ容易、高ければ難易度が高くなります。
式内社訪問の際の参考にしていただければ幸いです。

【秘境3】社域がどのような所なのか
5:秘境度MAX、深山幽谷で野生動物に注意レベル
4:秘境度はかなりのモノ、近くに人間がいないレベル
3:かなり自然の中の神社、時々人を見るレベル
2:近くに集落があり、子供が遊んでいるレベル
1:都会の神社、誰もがフラッと入れるレベル

【交通3】交通機関の状況
5:クルマのみ、4WD車等の特殊なクルマでしか行けない険しい場所
4:クルマのみ、普通のクルマで大丈夫だが林道等の条件の厳しい道路
3:クルマのみ、普通のクルマで普通に行ける
2:電車・バス等の公共交通機関はあるが制約が多くクルマのほうがベター
1:電車・バス等の公共交通機関で容易に行ける

【徒歩2】徒歩区間の長さと難易度
5:片道30分以上歩く、坂がきつい、やぶこき必要レベル
4:歩きは20分以内、がっつりトレッキング、危険箇所あり
3:歩きは15分以内、坂や石段があって軽くトレッキング、所によっては滑りやすいとかあり
2:歩きは10分以内、トレッキング要素ありだが容易
1:歩きは5分以内、容易

【探索3】発見難易度
5:何回も訪問しないと分からないレベル
4:周辺をかなり歩き回らないと分からないレベル
3:少々見つけにくいが見つけることができるレベル
2:目印があって比較的容易に見つけることができるレベル
1:目立つのですぐ見つかるレベル

ハイライト

荒削りな社域。

写真

宇豆貴神社を正面より望む。神社自体は西を向いていて獣よけフェンスを開けて入る。獣よけフェンスは開けたら必ず閉めること。
宇豆貴神社を正面より望む。神社自体は西を向いていて獣よけフェンスを開けて入る。獣よけフェンスは開けたら必ず閉めること。
国道176号線より東へ曲がると社標が建っている、そこを西へ入り農道を進むと到着。社標を見逃すと見つけられない場所にある。
国道176号線より東へ曲がると社標が建っている、そこを西へ入り農道を進むと到着。社標を見逃すと見つけられない場所にある。
獣よけフェンスを入ると広場があり正面に鳥居がある。左手には集会所のような建物。
獣よけフェンスを入ると広場があり正面に鳥居がある。左手には集会所のような建物。
拝殿へは短い階段を登る。少々荒削りな社域という印象。
拝殿へは短い階段を登る。少々荒削りな社域という印象。
鳥居をくぐると短い階段。狛犬が左右に控える、狛犬は比較的新しいように見える。
鳥居をくぐると短い階段。狛犬が左右に控える、狛犬は比較的新しいように見える。
本殿を正面より望む。覆屋に入っているが良い状態。左手に渋い石灯籠がある。
本殿を正面より望む。覆屋に入っているが良い状態。左手に渋い石灯籠がある。
本殿の扁額には宇豆貴神社とある。
本殿の扁額には宇豆貴神社とある。
本殿より鳥居を望む。
本殿より鳥居を望む。

感想

由緒書はないので詳細不明。

「延喜式神社の調査」によると以下のデータが残る。

ご祭神は、伊邪那岐命・宇都志日金拆命。
由緒不詳
安政2年(1855年)遷座?再建(修正)。
明治6年(1873年)村社。
江戸時代までは「臼木大明神」と呼ばれていた。
古くは「平ノ神社」と称し平の地に鎮座していたというが、場所は不明である。

とある。

当地は加悦谷の南の最奥部にあたり非常に興味深い地域だ。
字名で言えば北から、二ッ岩・宇豆貴(うすき)・与謝(よざ)・峠と続き与謝峠で丹波へ繋がる。
つまり丹後と丹波の国境の峠の丹後側の地域となる。
また、このあたりに吉佐宮(元伊勢)があったというお話も伝わっているが詳細は分からない。

情報の少ない神社。
安政年間に現在地に遷座との情報があるが詳細は不明。

宇豆貴神社の現在の社域は大きくはない。
社域全体の印象としては、急いで作ったような様子で法面等が荒々しく感じる。
社殿は、覆屋に入った本殿のみの構成で状態は良い。

与謝野町春の例祭として加悦谷祭が開催されている。
加悦谷全体を巻き込んでの祭りの行事で、多数の神社が参加している、素晴らしいことだ。
宇豆貴地区では、宇豆貴神社にて神楽舞・太鼓の祭礼を行うようだ。
長く伝えていってほしいと思う。

情報は少ないが丹後にとって重要な地域に鎮座する神社。

注意点

獣よけフェンスあり、開けたら必ず閉めること。
駐車場は無いので注意。

訪問ノート

訪問日 :2018/4/21
交通手段:クルマで訪問
カメラ :DMC-TZ60