比定社:(論)桑田神社(亀岡市篠町山本)
式内社コード:261-030
神名帳社名 :桑田神社、クハタノ
社 格:小
所 在 地 :621-0825 京都府亀岡市篠町山本北条5
Plus Code :2J75+QQ 亀岡市、京都府
※Google Mapで上記の Plus code を検索すると所在地が表示されます。
アプローチ&ロケーション
トロッコ亀岡駅の東の小高い丘の中腹に鎮座。
トロッコ亀岡駅側から川を渡ると案内看板があるので分かりやすい。
北条集落の一番奥にあり道が狭いので注意。
クルマは鳥居前に駐車可能。
訪問しやすさ指数
管理人の独断による訪問しやすさの点数を付けてみました。
管理人の独断による4つの観点、秘境度・交通の至便さ・徒歩でのアプローチ状況・探索の必要性、を点数化しました。
各点数が低ければ容易、高ければ難易度が高くなります。
式内社訪問の際の参考にしていただければ幸いです。
【秘境2】社域がどのような所なのか
5:秘境度MAX、深山幽谷で野生動物に注意レベル
4:秘境度はかなりのモノ、近くに人間がいないレベル
3:かなり自然の中の神社、時々人を見るレベル
2:近くに集落があり、子供が遊んでいるレベル
1:都会の神社、誰もがフラッと入れるレベル
【交通2】交通機関の状況
5:クルマのみ、4WD車等の特殊なクルマでしか行けない険しい場所
4:クルマのみ、普通のクルマで大丈夫だが林道等の条件の厳しい道路
3:クルマのみ、普通のクルマで普通に行ける
2:電車・バス等の公共交通機関はあるが制約が多くクルマのほうがベター
1:電車・バス等の公共交通機関で容易に行ける
【徒歩1】徒歩区間の長さと難易度
5:片道30分以上歩く、坂がきつい、やぶこき必要レベル
4:歩きは20分以内、がっつりトレッキング、危険箇所あり
3:歩きは15分以内、坂や石段があって軽くトレッキング、所によっては滑りやすいとかあり
2:歩きは10分以内、トレッキング要素ありだが容易
1:歩きは5分以内、容易
【探索3】発見難易度
5:何回も訪問しないと分からないレベル
4:周辺をかなり歩き回らないと分からないレベル
3:少々見つけにくいが見つけることができるレベル
2:目印があって比較的容易に見つけることができるレベル
1:目立つのですぐ見つかるレベル
ハイライト
大堰川を見下ろすことのできる立地。
写真
感想
神社謹製の由緒書によると
桑田神社(篠町山本)
(延喜式内社)
鍬山神社の祭神と共に保津の山峡を切開き亀岡盆地を干拓したという大山咋神と市杵姫命とを祭っている。市内では古い社で大日本史神祇志にこの社地辺を桑田というと記されているにかかわらず、明治六年まで川向いの保津の請田神社を名のっていた。
ここは保津の急流を見下す景勝の地にあり、古代集落の成立に適し、盆地の入口に当り政治的にも重要地位を示していたと考えられ、秦氏の勢力がいち早く波及した所である。近世篠村七郷から厚い崇敬をうけている。
とある。
「延喜式神社の調査」によると以下のデータが残る。
天明年間(1781~1789年)社殿焼失。
明治6年(1873年)村社。
明治10年(1877年)式内社桑田神社と公称。
江戸時代までは「浮田明神・請田大明神」と呼ばれていた。
この地は京都との非常に近く川もあり交通の要衝だったと思われる。
特に大堰川(保津峡)を見下ろす高台にあるこの神社は何かの役割を持っていたのではないかと想像してしまう。
由緒には、明治6年まで保津の請田神社と名乗っていたとある。
これはどうしたことだろう?確かに川向の「261-150_(論)請田神社」はご祭神も大山祇神、市杵姫命で同じだ。
ひょっとしたら川を挟んで飛び地にある同じ神社だったのかもしれない(個人的見解です)。
社域は最近改築されて非常にきれいな状態で社殿もピカピカで新しい。
珍しい「なまず」の手水舎がある。
手入れが行き届き地域に溶け込んでいる様子がよく分かる。
注意点
集落の中は道が狭いので注意。
訪問ノート
訪問日:2019/3/10
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3
各種式内社データへのリンク
御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。