159-010_伊香具神社

比定社:伊香具神社

式内社コード:159-010
神名帳社名:伊香具神社、イカゴノ
社格:名神大
所在地:529-0431 滋賀県長浜市木之本町大音688
plus code:G632+WR 長浜市、滋賀県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

国道308号線北側の大音集落の北の山麓に鎮座。
神社前から南へ約150メートルほどに一の鳥居があり参道が続いている。
伊香具神社のご祭神は天児屋根命の七世後の伊香津臣命である。
背後の山はかつて伊香胡山と呼ばれ一部を香久山といい中腹に磐座があり上ノ大宮が鎮座し、そのご祭神は天児屋根命(伊香津臣命の七世前)とある。
非常に目を引くのは二の鳥居で、通常の鳥居+通常の鳥居を2つに割ったもの+両部鳥居の足の部分×2といった形状をしている。
この形状の鳥居は伊香具神社でしか見られないのではないだろうか、この鳥居に関しては情報がない。
駐車スペースあり。

ハイライト

非常に珍しく特徴的な二の鳥居。

写真

伊香具神社の南150メートルの場所にある一の鳥居。ここから神社まで参道が伸びている。一の鳥居は普通の形状。
伊香具神社の南150メートルの場所にある一の鳥居。ここから神社まで参道が伸びている。一の鳥居は普通の形状。
一の鳥居を右から望むとこんな感じ。背後の山は香久山、その左が賤ヶ岳。
一の鳥居を右から望むとこんな感じ。背後の山は香久山、その左が賤ヶ岳。
伊香具神社の入り口、一段登って広場、もう一段登って二の鳥居となる。
伊香具神社の入り口、一段登って広場、もう一段登って二の鳥居となる。
右側(東)を望む、周辺は田畑と人家。
右側(東)を望む、周辺は田畑と人家。
正面には150メートルに渡る参道が身網へ続いている。この地域は一大宗教都市のような感じ。
正面には150メートルに渡る参道が南へ続いている。
左側(西)を望む、この先に賤ヶ岳リフトがあり社寺がたくさんある。
左側(西)を望む、この先に賤ヶ岳リフトがあり社寺がたくさんある。
周辺の案内図、伊香具神社の他にも社寺がたくさんある、背後の山の中に上ノ宮の表示がある。まるで一大宗教都市のような雰囲気だ。
周辺の案内図、伊香具神社の他にも社寺がたくさんある、背後の山の中に上ノ宮の表示がある。まるで一大宗教都市のような雰囲気だ。
神社左手にある上之大宮の社標と案内。
神社左手にある上之大宮の社標と案内。
他に類を見ない非常に珍しい形状の二の鳥居、正面から。
他に類を見ない非常に珍しい形状の二の鳥居、正面から。
他に類を見ない非常に珍しい形状の二の鳥居、斜め右から。
他に類を見ない非常に珍しい形状の二の鳥居、斜め右から。
他に類を見ない非常に珍しい形状の二の鳥居、後ろから。台風とか洪水とか津波とか(かつて琵琶湖であったらしい)で倒れるから補強したのだろうか?、下の由緒書には入り江だったとあるが、一の鳥居は普通の形状だ。
他に類を見ない非常に珍しい形状の二の鳥居、後ろから。台風とか洪水とか津波とか(かつて琵琶湖であったらしい)で倒れるから補強したのだろうか?、下の由緒書には入り江だったとあるが、一の鳥居は普通の形状だ。
神社謹製の由緒書、延喜式内社とある。またここには二の鳥居の形は入り江であったことが理由だとある。では一の鳥居はあとでできたものだろうか?謎は尽きない。
神社謹製の由緒書、延喜式内社とある。またここには二の鳥居の形は入り江であったことが理由だとある。では一の鳥居はあとでできたものだろうか?謎は尽きない。
珍しい二の鳥居をくぐると拝殿が見えてくる。
珍しい二の鳥居をくぐると拝殿が見えてくる。
手水舎、その奥はお寺のお堂のような社務所。
手水舎、その奥はお寺のお堂のような社務所。
もうひとつの神社謹製の由緒書。
もうひとつの神社謹製の由緒書。
拝殿前には舞殿の跡のような礎石が残されている。拝殿の扉は閉じていて本殿を見ることができない。
拝殿前には舞殿の跡のような礎石が残されている。拝殿の扉は閉じていて本殿を見ることができない。
拝殿を右から望む、本殿はそれほど大きくない、ぐるっと垣で囲ってある。
拝殿を右から望む、本殿はそれほど大きくない、ぐるっと垣で囲ってある。
社域は比較的ゆったりと建物が配置されている。
社域は比較的ゆったりと建物が配置されている。
拝殿には伊香大社とある、装飾がほとんどなくシンプルなもの。本殿はここからは見ることができない。
拝殿には伊香大社とある、装飾がほとんどなくシンプルなもの。本殿はここからは見ることができない。
本殿を右側から望む。
本殿を右側から望む。
本殿を後ろ側から望む。
本殿を後ろ側から望む。
拝殿より二の鳥居を望む。
拝殿より二の鳥居を望む。
こんな倉庫もあった、土壁が良い感じ。
こんな倉庫もあった、土壁が良い感じ。

感想

伊香具神社が鎮座するこの地域も非常に重要な地域だ。
琵琶湖の水運、街道が幾本もある、古来から非常に重要な地域だったことは容易に想像がつく。
京都に都が移ってからはより重要度が増しただろう、だから賤ヶ岳の戦いもこの地だった。
周辺は背後の香久山のある賤ヶ岳をも含み社寺が数多くある地域で一大宗教都市のような雰囲気を持っている。
一の鳥居より神社までの約150メートルの参道があり、かつては規模が大きかったのではないかと想像できる。
特徴的なのは二の鳥居で他に見たことがない形状となっている。
社域は現在ではそれほど広くはないがゆったりと建物が配置されている。
非常にきれいに保たれており気持ちよく参拝できるが堅苦しい雰囲気はない。
時間があれば香久山の上ノ大宮にも参拝したい。

注意点

特になし。

訪問ノート

訪問日:2019/11/9
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3