230-020_若狭彦神社

比定社:若狭彦神社:若狭国一宮

式内社コード:230-020
神名帳社名:若狭比古神社 二座、ワカサヒコノ
社格:名神大
所在地:917-0243 福井県小浜市竜前28-7
plus code:FQ8H+CC 小浜市、福井県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

小浜市の東南の神宮寺集落、多田ヶ岳の山裾に鎮座。
周辺は田畑、山林、人家が少しという地域になる。
神社前の福井県道35号久坂中ノ畑小浜線は鯖街道のひとつで小浜と京都との重要な街道だった。
若狭彦神社は上宮、北約1.5kmに鎮座する若狭姫神社は下宮とされていて両社を一体と扱われることが多い。
遠敷神社(おにう、郡の名前)や遠敷明神とも言われ奈良東大寺二月堂のお水取りと関連がある。
若狭彦神社の神宮寺である若狭神宮寺が南へ約800メートルの地点にある。
またお水送りで有名だが、奈良東大寺二月堂の「若狭井」の水源と伝えられる「鵜の瀬」は南へ約2kmのところにあり飛地境内地となる。
社域は渋く社叢が素晴らしい、よく手入れされており荘厳な印象、案内板も多数あり大事にされているのがよく分かる。
神社前に駐車可能。

ハイライト

一の鳥居より社殿までの社叢が素晴らしい。

写真

若狭彦神社を正面から望む。豊かな社叢が印象的。
若狭彦神社を正面から望む。豊かな社叢が印象的。
右側(北)を望む。周辺は人家と田畑。
右側(北)を望む。周辺は人家と田畑。
正面(東)を望む。福井県道35号久坂中ノ畑小浜線からは西へ1本入ったところにある。
正面(東)を望む。福井県道35号久坂中ノ畑小浜線からは西へ1本入ったところにある。
左側(南)を望む。
左側(南)を望む。
社標には国幣中社とある。
社標には国幣中社とある。
神社謹製の由緒書。若狭彦神社上社とある。また延喜式名神大社とある。
神社謹製の由緒書。若狭彦神社上社とある。また延喜式名神大社とある。
一の鳥居は色が塗っていない素朴なもの。
一の鳥居は色が塗っていない素朴なもの。
一の鳥居をくぐると社叢がすばらしい。途中に2本の杉の巨木がある。
一の鳥居をくぐると社叢がすばらしい。途中に2本の杉の巨木がある。
社叢を抜けると山門が現れる。電灯が灯り非常に良い雰囲気。
社叢を抜けると山門が現れる。電灯が灯り非常に良い雰囲気。
若狭彦神社と若狭姫神社は上宮と下宮ではなく、上社と下社と表わされている。
若狭彦神社と若狭姫神社は上宮と下宮ではなく、上社と下社と表わされている。
山門をくぐると拝殿のある広場に出る。手前はかつて舞殿があったのだろうか、礎石だけが残る。社叢が美しい。
山門をくぐると拝殿のある広場に出る。手前はかつて舞殿があったのだろうか、礎石だけが残る。社叢が美しい。
手水舎。
手水舎。
拝殿を望む。本殿は垣でぐるっと囲ってある。
拝殿を望む。本殿は垣でぐるっと囲ってある。
拝殿より本殿を望む。大きく立派だがシンプルな作りをしている。
拝殿より本殿を望む。大きく立派だがシンプルな作りをしている。
本殿を右側から望む。
本殿を右側から望む。
本殿を後ろ側から望む。かなり大きい。
本殿を後ろ側から望む。かなり大きい。
拝殿より山門を望む。社域は広くはないが良い雰囲気で気持ちよく参拝できる。
拝殿より山門を望む。社域は広くはないが良い雰囲気で気持ちよく参拝できる。
山門より一の鳥居を望む。
山門より一の鳥居を望む。

感想

社格が名神大だが派手さが全く無く、非常に渋い印象の神社で鳥居にも色が塗っていない。
拝殿前にかつては舞殿があったと思われる(礎石だけが残っている)。
神社の地名は竜前で水と関係がありそうだ、周辺は神宮寺という地名となっている。
想像するに、かつては若狭神宮寺が非常に発展しておりその影響だろうと思う。
その後の明治期の神仏分離令で現在のような静かな雰囲気が生まれたのだろう。
奈良東大寺との関係が興味深い。

注意点

特になし。

訪問ノート

訪問日:2019/6/8
交通手段:クルマで訪問
カメラ:RX100M3