047-030_(論)越木岩神社

比定社:(論)越木岩神社

式内社コード:047-030
神名帳社名:大国主西神社、オホクニヌシノ/-ニシ
社格:小
所在地:662-0092 兵庫県西宮市甑岩町5-4
plus code:Q85C+CX 西宮市、兵庫県
※Google Mapで上記の Plus codeを検索すると表示されます。

アプローチ&ロケーション

苦楽園駅より北へ1kmほどの丘陵地に鎮座。
社地の規模は大きく本殿より北側は御神体の磐座が鎮座し、岩にまつわるお話しが多い。
最近整備されたようで真新しいのが印象的、訪問時は土俵の工事中であった。
参道に大国主西神社の表示がある。
駐車場完備。

ハイライト

珍しい岩でできた「大国主西神社」の祠。
本殿より北側のご神体の磐座。

写真

南側の一の鳥居、こうしてみると社域の大きさは想像できないこじんまりとした入り口。
南側の一の鳥居、こうしてみると社域の大きさは想像できないこじんまりとした入り口。
一の鳥居に向かって右側(東)を望む、周辺は住宅街になっている。
一の鳥居に向かって右側(東)を望む、周辺は住宅街になっている。
鳥居の正面(南)は道が真っ直ぐに伸びる。
鳥居の正面(南)は道が真っ直ぐに伸びる。
一の鳥居に向かって左側(西)を望む、神社に沿って北へ行くと駐車場の入口がある。
一の鳥居に向かって左側(西)を望む、神社に沿って北へ行くと駐車場の入口がある。
一の鳥居をくぐり長い参道を進むと拝殿が見えてくる。
一の鳥居をくぐり長い参道を進むと拝殿が見えてくる。
神社謹製の由緒書。
神社謹製の由緒書。
社叢は県の天然記念物に指定されている、その森に親しめるような活動がなされている。
社叢は県の天然記念物に指定されている、その森に親しめるような活動がなされている。
蛭子大神宮の銘のある灯籠。
蛭子大神宮の銘のある灯籠。
手水舎は小振りだが自然石のようだ。
手水舎は小振りだが自然石のようだ。
参道を登りきると拝殿が見えてくる、右手に授与所がある。
参道を登りきると拝殿が見えてくる、右手に授与所がある。
拝殿から本殿を望む、非常にきれい。
拝殿から本殿を望む、非常にきれい。
社域は最近全面的にやり直したようで非常にきれい。
社域は最近全面的にやり直したようで非常にきれい。
本殿より北側には磐座が数多くある、ご神体の「甑岩」。
本殿より北側には磐座が数多くある、ご神体の「甑岩」。
神社謹製の甑岩の説明。
神社謹製の甑岩の説明。
小高い丘の上にも磐座が鎮座する。
小高い丘の上にも磐座が鎮座する。
参道沿いにある「大国主西神社」の祠、岩でできていて珍しい。
参道沿いにある「大国主西神社」の祠、岩でできていて珍しい。
大阪城築城時に切り出そうとした御影石の跡。
大阪城築城時に切り出そうとした御影石の跡。
大阪城築城時に切り出そうとした時の説明書き、たたりがあったそうな。
大阪城築城時に切り出そうとした時の説明書き、たたりがあったそうな。
拝殿より参道を望む、結構長い。
拝殿より参道を望む、結構長い。
全体的に回収されてきれい。
全体的に回収されてきれい。
参道より東側に整備中の土俵、素晴らしく立派。
参道より東側に整備中の土俵、素晴らしく立派。
一の鳥居より南を望む、通りは一直線。
一の鳥居より南を望む、通りは一直線。

感想

現地を訪ねてみて、なかなか難しいと感じた。
というのは大国主西神社は越木岩神社の摂社として祠が鎮座していて、越木岩神社自体が大国主西神社の論社・比定社という形をとっていないからだ。
という意味では西宮神社境内末社「047-02_大国主西神社」と同じような形態をとっている。
いずれにしても1000年以上も前の式内社を比定するのはかなり難しいことだと思った。
越木岩神社は磐座信仰を残し御影石の伝説を数多く持つ興味深い神社だ。
たぶん古代に盛んに祭祀が行われていたのだろうと思われる。
さらに時代は下り大阪城築城の際の岩の切り出し跡などは当時の伝説も含めて興味深い、一見の価値がある。

注意点

社域はかなりアップダウンがあるので歩きやすい靴がおすすめ。

訪問ノート

訪問日:2020/2/29
交通手段:クルマで訪問
カメラ:EOS80D + EF-S18-135mm f/3.5-5.6 IS USM

各種式内社データへのリンク

御祭神等の詳細データは以下をご参照ください。

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